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着物のTPO

きものには、長い伝統があり、その間に形成された多くの約束事があります。
その約束を一般にT・P・Oと呼んでいます。

T・P・Oとは、時・場所・目的という意味で、たとえば、お正月に、知人の
家へ、年頭のご挨拶に伺う場合にはどんなきもので、どんな小物を用いたら良
いか、といったことの約束事がそれです。

結婚式や葬儀などの装いで、きものについての知識はあっても、小物について
の知識が足りない方を時々見かけます。また普段でも、更衣の時期や季節と柄、
きものと帯の調和などは大切なことです。

「きものは約束事が多くて難しいわ。」と良く言われますが、T・P・Oの基本
をわきまえれば、より自由で個性的な装いが楽しめるのが「きもの」です。

きものと帯の調和

和服の美しさは、調和の美しさにあります。きものと帯の格、素材、柄、色な
ど、すべての調和がしっくりして、はじめて、若々しさ、華やかさ、落つき、
気品などが自然な形として表現されるのです。

格の調和・材質の調和

きものや帯はそれぞれの格式を持っています。昔から「染めのきものに織りの
帯」「織りのきものに染めの帯」といわれていますがこれは、格式の統一によ
る調和をいったものです。染めのきものは、織りのきものより格が上で、染め
の帯よりも織りの帯のほうが格が高いのです。

 

●きものと帯の組み合わせ

柄の調和

礼装のきものや帯には、菱紋、立涌紋、雲鶴紋、鳳凰紋などのいわゆる有職紋
や、亀甲、鶴丸、桐、松などの吉祥紋が多く用いられていますが、これらは格
式の高い紋様です。格の高い柄のきものには、それと同格の帯を組み合わせ、
現代的な感覚のきものには、モダンな柄の帯を組み合わせることが大切です。
しかし、亀甲のきものに亀甲の帯というように、同じ柄を重ねることはさけた
いものです。またきものや帯の柄には季節の紋様がありますが、梅の柄のきも
のに、紅葉の帯といった組み合わせはさけ、同じ季節の柄で統一することも忘
れてはなりません。

色の調和

きものや帯の色には各自の個性が最も強く表われます。したがって色の組み合
わせは楽しい着こなしに通じるものがあります。色の調和には、

  • ① 同系色の濃淡でまとめる
  • ② 反対色で調和をとるまとめ方
  • ③ きもの、帯の中の一色を部分的に使って調和をとるまとめ方

の三つの基本的な方法があります。

同系色でまとめる場合は、あまりたくさんの色を使わず、渋みのあるトーンに
すると、品のある落ち着いた雰囲気になります。反対色をとり合わせると、モ
ダンで粋な印象になり、個性的な装いを演出できます。きものの中の一色を部
分的に用いてまとめると、知性的なセンスを表現することができます。

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